かさぶたをなぞるように

今回は、筆圧のお話。

自分がこんなに集中して字が書けることに驚きなのですが、とにかく力が入っている。

力が入っているので、筆の速度が出ず、何度書いてもぶれてしまう。

そんな不自由な筆圧は、字を書き終わるまで続きます。

力強く止めているわけではなく、紙から筆が離れない…。

先生に相談すると、

“筆は、落ちないように支えているだけ”

なんだとか。

ペン先の”数ミリだけ”を使うという先生の手元では、確かにその穂先が瞬時に形を変えて、くるくると自在に動いています。

さらに先生は続けます。

「かさぶたの上をなぞるように、ごく弱い力で書いてみてください」

“力を抜く”という意識ではどうしても出来なかった脱力が、ほんの少しだけ自分の手元にも。

千回書いてようやく見えることもあれば、何回書き直しても出来なかったことが、言葉一つで変えられることもある。

筆を自由に扱えるように、こんな練習も始めました。

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